チ。―地球の運動について―【33話】ネタバレ&感想!尋問されるヨレンタ

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週刊ビッグコミックスピリッツ30号に「チ。―地球の運動について―」の33話が掲載されました。

前回のネタバレでは拷問の末、遂に死刑になってしまったオクジーとバデーニ。

地動説を説いた資料もすべて押収されてしまいましたが、死刑台に向かう直前、バデーニは「仕掛けが作動されれば文章は復元される」と発言。

これにより、地動説への意思は2人の死後も繋がる可能性を残したことになりました。

次の展開がどうなるのか気になるところですよね!

それでは「チ。―地球の運動について―」【33話】のネタバレや感想について見ていきましょう!

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チ。―地球の運動について―【33話】ネタバレ・あらすじ

C教についての疑問

オクジーとバデーニが処刑された同時刻、ノヴァクの下で実習を受けた新人異端尋問官の2人が会話をしていた。

「C教って一体なんだと思う?」

新人尋問官の1人がとても思い悩んだ表情でもう1人に質問をしている。

C教に対して疑問を持っているようだ。

「経典だったり、教義だったり」と答えるが、そういうことではなく疑問は晴れない。

毎日人を痛めつけていることに思い悩んでいるようで、相手は異端や魔女、悪党というのは分かっているが、なんでこんなに胸が痛むんだろう・・・と。

問いかけられた疑問に対し、もう1人の新人尋問官も答えられない。

否定をするわけでもなく、気持ちは同じようだ。

「そういうのを考えるのは学者の仕事、今の俺らの仕事は上の決定に従うこと」と言って話を終わらせ、仕事モードに切り替える。

ちょうどそこに「何のご用でしょうか?」と言って1人の女性がやって来る。

そこにやって来た女性はヨレンタだった。

 

ヨレンタへの尋問

新人尋問官の2人は、異端のオクジーとバデーニと親しく話していたヨレンタに話しを聞こうと呼び出したのだった。

我々はあなたのお父様の後輩です、と自己紹介をする2人。

後輩と言われても父ノヴァクの仕事を知らないヨレンタはその旨を伝え、「一体何をされてる方なんです?」と聞き返えした。

答えにくそうにする2人だが、仕事をするためにも伝えないといけないので「異端尋問官です」と告げる。

それを聞いたヨレンタは驚きを隠せない様子で、戸惑っていたが同行を求められ付いていくことに。

話を聞くために別の部屋に場所を移しテーブルに着く3人。

異端尋問官の2人は、オクジーとバデーニが異端と判明したことを告げ、親しく話していたヨレンタに何か怪しい話をしていなかったか、心当たりはないのかと尋問を始めた。

「何か聞かれたら無関係を貫き通せ」とバデーニに言われたことを思い出し、知っていることを隠し、知らないと貫き通すヨレンタ。

いくつか質問をするが知らないと答えるヨレンタに対し、納得した様子で「尋問官の娘に限って異端との協力なんであり得ない話だ」と言いパッと笑顔を見せる2人。

その表情を見てホッとするヨレンタであったが、そこに司祭の息子、助任司祭のアントニがやって来る。

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助任司祭の策略

部屋に来るなり新人尋問官の2人を呼び出し連れて行き、「あそこにいたのはノヴァクの娘か?」と質問。

異端の2人と関わっていたので一応話を聞いたが、やはり何も知らないようなのでお引き取り頂こうかと・・・と答えると、「じゃあ拷問の準備をしたまえ」とヨレンタを拷問にかけるように指示を出した。

これに対して驚く新人尋問官の2人。

「女性が研究者を志す時点で怪しさしかない。恐らく彼女こそ主犯で、捕まった男2人も操られたに違いない。」という大胆な理論を展開。

アントニはノヴァクを忌み嫌ってかヨレンタをどうしても異端に仕立て上げたいようだ。

拷問を渋り反論をする新人尋問官の1人だが、研修中に拷問を拒否したことをアントニに指摘される。

以前ノヴァクとの研修中に『指責め』を拒否したことがあったが、それを咎められたようだ。

「また犯人を逃がすつもりか」と言い「そのような拒否を繰り返すと将来がどうなるか考えた方がいい」と言われ拷問を行うことに。

戻って来た3人に急に椅子に縛り付けられるヨレンタは驚いた様子。

「今から君を尋問する」というアントニに対し、ヨレンタは「さっきも言ったとおり私は何も知りません」と答えるが「始めはそう言う」と言い一切認めないアントニ。

「正直に答えないと歯を抜く」と言いながら大きなペンチを見せつけ、「女性はお喋りだろ?その口で悪魔と契約し災いを生じさせるとの話があるんだ」と詰める。

それを聞いたヨレンタは反論するが、「ほらきた」と言い実行に移す。

新人尋問官にやらせようとペンチを渡そうとするアントニだが、それに渋る2人。

あきれたアントニは自分でヨレンタの口にペンチを突っ込み、そのまま前歯を1本引き抜いて見せた!

言葉にならない声を発するヨレンタ。

続きは任せたと言い、2人にペンチを渡し去っていくアントニ。

新人尋問官の1人が仕方がなく実行しようと怖がるヨレンタ近づき、震えた手で歯にペンチを入れるが、涙目で見つめるヨレンタに物怖じして実行できない。

顔を見たくないので指責めにしないかと提案すると、もう1人も受け入れ指責めの器具を取ってくると駆け出した。

向かった先の部屋からアントニが数人に対して話す声が聞こえてくる。

「これで奴を潰せる。娘を異端にすればノヴァクは終わりだ」と。

ノヴァクを落とし入れれば、ノヴァクと懇意にしていた司教の評価にもヒビが入り、自分の存在感も大きくなり、組織をもっと正しい方向を導けるとの考えのようだ。

そんなノヴァクを潰したいためだけにヨレンタを異端に仕立て上げようとしたと知った新人尋問官の彼には、ある決意が芽生えたようだ。

そのまま器具を持たずに戻った彼は、もう1人の尋問官に「すまない、どこにあるか忘れて、君が取ってきてくれないか?」と言い部屋から出した。

その隙にヨレンタの縛った縄を持っていたナイフで切り、ヨレンタと一緒に逃げることに。

外に出て馬のいる場所まで連れ出し、ヨレンタを馬に乗せつけ逃がす準備が整った。

その時に彼はヨレンタに「C教って何だと思いますか?」と問いかける。

「僕は生き方だと思います」と。

だからヨレンタを殺させる訳にはいかず、逃がして、そして皆に経緯を説明しようとしたとのこと。

そう言うと馬を押してヨレンタを逃がしたのだった。

 

ヨレンタ逃亡のその後

ヨレンタを逃がした新人尋問官の彼は、手を後ろで縛られ袋叩きにあい血だらけになっていた。

「なぜ逃がした?」と問うアントニに「貴方は真実が何であろうと彼女を処刑するつもりだったでしょう」と答えた。

それに対してアントニは「頭の悪い答えだ」と呆れた様子。

「免罪なら最悪死ぬのは1人。異端を逃がすと最悪の場合、人類が皆死ぬかもしれん」と。

それに対して彼は「だとしても、汝の敵を愛せ。この言葉に僕は帰依している」と返答。

「そうか。バカがよくする大きく間違った解釈だ。神学を学び直せ」と吐き捨て議論は終了。

そしてアントニは「ヨレンタは異端で、逃亡をして人質を取ったので処刑にした」とノヴァクに伝えろ、と周りの異端尋問官たちに言い放ち、さらに「焼死体を見せてノヴァクに娘は死んだと思わせろ」と伝えた。

焼死体なんてどこにあるのかと戸惑う尋問官たちに「コイツを今から灰にする」と言って、手を縛られ倒れている新人尋問官の彼を指すアントニ。

それを聞いた彼の表情は曇っていた。

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チ。―地球の運動について―【33話】感想

 

オクジーとバデーニが処刑され次の展開が気になっていたところですが、まさかヨレンタが尋問される破目になるとは!

この漫画、主人公的なキャラクターでもあっさり死んで登場人物が入れ替わっていくので、拷問の緊張感が半端ないんです。

ましてやお気に入りのヨレンタが狙われるなんて思っても無かったので、手に汗握りました。

そして、正義を振り絞りヨレンタを救い出した新人尋問官の彼はこのままあっさり焼かれてしまうのでしょうか。

娘思いのノヴァクもこのまま黙ってないと思うので、まだまだ何かありそうですね!

次回の展開がとても気になります。

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チ。―地球の運動について―【33話】まとめ

以上、『チ。―地球の運動について―』最新話33話のネタバレ&感想をお届けしました。

次回の『チ。―地球の運動について―』34話はビッグコミックスピリッツ31号にて掲載予定です。

次回のネタバレ&感想の記事もお楽しみに!

 

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